【PC98】【MS-DOS】MOドライブを入手+設定してみた

パソコン関連
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こんにちは!

ところてんですっ!

(=゚ω゚)ノ

つい先日、PC9821用にSCSI接続MOドライブを入手+MS-DOSで使うために調査+設定したので、その際の情報を纏めてみました。

※今更かよっ!!、という無慈悲なツッコミは気にしないw

趣味なんだから、需要無くてもイイんだよ!

( ゚Д゚)

「現役PC⇔PC98x1」のデータ交換をラクにしたいんですよね

ワタクシ、PC9821を所有しとりまして、たまーに動かして楽しんでおります。

で、「現役PC(※)⇔PC98」でデータのやり取りをしたい場合どうするの?、の問題にぶち当たる訳なんですよね。

(※)ここでの「現役PC」は、「Windows 11」等の新しいPCを指します。

(;´・ω・)

一応、まだフロッピーディスクを所有しとりますので、それ経由でデータのやり取り出来るんですけども、データ容量が「1.44MB」しか無いので、大きいデータをやり取りするのが面倒。

CDを使う方法もありますが、(現役PCでCDを焼いた際は)ファイナライズが必要で、1回しか書き込みできない上に、「現役PC←PC98」が出来ないので、PC98のデータ全体をバックアップしたい場合に不便だなぁ、と感じていました・・・

(・´з`・)

今だったら、USBメモリとかでカンタンにデータ転送できますが、MS-DOS時代には、そんなモンありゃしない。

そうだね、MOドライブだね

PC98x1(+MS-DOS)で扱えて、かつ、データ交換が容易となると、候補に挙がったのが「MOドライブ」。

PC98x1側にはSCSI IFカード(I/Oデータ製「SC-PCI」)、USB接続のMOドライブを所有しとるので、SCSI接続タイプのMOドライブを探す事に。

色々なお店で部品集め

よーし、パパ頑張ってSCSI接続のMOドライブを購入しちゃうぞ!!

( ゚Д゚)

と思ったけど、今時SCSI接続タイプのMOドライブなんぞ、家電量販店で販売している訳は無い。

しかも、MOドライブのみではNGで、「MOドライブ」のほかに「SCSIケーブル」、「ターミネータ」を揃える必要があり、中々に難易度が高い・・・

(;´Д`)

とりあえず、近所のHARD-OFFを巡回する事で、状態のイイ(ジャンクの)MOドライブを購入する事が出来ました。

何店舗くらい回っただろうか?

10店舗以上かな?

ジャンク漁りしてると、ちょっとした遊園地行った気分になって、ワクワクしますよね♪

( ゚Д゚)

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入手したMOドライブなんですけども

入手したのは「LMO-640S」という、Logitec社が販売していたMOドライブになります。

こいつは、128MB、230MB、540MB、640MB(※)のMOメディアの読み書きに対応した製品になります。

(※)MS-DOS等、一部のOSでは専用ドライバが必要なようです。

SCSI接続なので、PCにSCSI IFカードがあれば、PC98以外の様々な機器に接続できちゃいます♪

(*’ω’*)

まぁ、今時SCSI IFカードが刺さってる現役PCなんぞ無いでしょうけどもw

(;^ω^)

本体ディップスイッチについて

さて、昔の機器ならばお馴染み(?)の、ディップスイッチの設定になります。(下画像の赤枠)

なお、下画像は「PC98x1」で「ライトキャッシュ有効」に設定した状態です。

SW1SW2機種
OFFONMacintoshシリーズ
OFFOFFPC98x1シリーズ(EPSON互換機)、DOS/V
SW3未使用
ON固定
SW4ライトキャッシュの有効/無効設定
ONライトキャッシュ有効
OFFライトキャッシュ無効

MOドライブのMS-DOS用デバイスドライバ

無事、MOドライブを入手できたものの、OS上(MS-DOS)で使えないと意味が無い!

そんな時は、メーカー(Logitec社)のホームページを検索する事だね♪

(・∀・)

んで、ホームページ上で検索しましたけど、MS-DOSドライバは提供が無く、サポートも2001年に終わってました・・・

_(:3 」∠)_

いや、まだサポートしてるとは思ってないけどw

(;´∀`)

色々調べた結果、128MB/230MB/540MBのみ使う(640MBを使わない)場合、(MS-DOS5.0以降であれば)デバイスドライバ無しでOKな事が分かったので、それで対処する事にしました。

※なお、専用ドライバをインストールする事で、MS-DOSでも640MBのMOメディアを扱るようですが、自身の環境だと上手くいきませんでした。

(インターネットアーカイブ等を利用し、過去に公開済のドライバを入手+インストールしてみましたが、640MBメディアを認識できるようになるものの、読み書きするとディレクトリ構成が破壊される事象が発生しました。

正直、何が原因なのか検討が付かない(PC9821+PCIバスが原因?)状態で、解決できそうに無い事から、直(?)に諦めました・・・

(ノД`)・゜・。

★2024/5/27追記

MS-DOSで640MBメディア(ディスク)を利用する方法が分かりました。

以下に情報を纏めました。

中身のMOドライブ

内部の清掃を兼ねて、分解して内蔵ドライブを確認しました。

分解したら、メーカーサポートが無くなる?

うるせー、もうメーカーサポートなんぞ切れてんだよ(泣)

(ノД`)・゜・。

FUJITSU製「M2513A62」というモデルで、当時は「FUJITSU」「IO DATA」等、色々なメーカーで採用実績があったみたいです。

デバイス設定

分解掃除が終わったところで、MS-DOSで利用するための設定を行いました。

要点を先に書くと、MOドライブのSCSI IDを「0」(※)に設定すればOK!

(※)厳密には、SCSI ID「0」から、間を空けずにIDを割り振ればOKの様子。(仮にSCSI HDDでSCSI ID「0」を接続していた場合、MOドライブには「1」を割り当てる)

以下、ざっくり手順を纏めます。

SCSI機器のID=0に設定

SCSI機器(この場合、MOドライブ)のIDを「0」に設定します。(↓画像の赤枠)

SCSI I/Fカードの設定を変更 ※SC-PCIの場合

SCSI I/Fカードの設定を行い、「SCSI ID=0」を認識可能にします。

「SC-PCI」(I/O DATA製PCI接続)の場合、PC起動時に「INSキー」を押すとメニューに入れます。

上記の画面で「Tabキー」押下で、各SCSI IDの設定画面に遷移します。

「SCSI ID=0」の「デバイススキャン」で「〇」になっていればOKです。

今回は、MOドライブをリムーバルメディアのみとして使う(HDDとして使わない)ので、「ハードディスク BIOSで認識」は「ー」のままとしています。

※HDDとして使いたい場合は「〇」に設定。

上記で設定は完了です!

(=゚ω゚)ノ

MOディスクを用意する

よーし、パパ頑張ってMOディスク買ってきちゃうぞ♪

(*’ω’*)

・・・と意気込んでも、今時MOディスクなんぞ、家電量販店に売っている訳は無い。

という訳で、ボクらのオアシスでお馴染み(?)、ハードオフでディスクを物色してきましたw

ε=(=゚ω゚)ノ

「京セラ製」230MB MOディスクを入手できました♪

(しかもMS-DOSフォーマット済で、手間いらず)

昔は、色々なメーカー(帝人とか富士フィルムとかTDKとかMaxellとか)が作ってたんですよねー

あぁ、懐かしい

(*‘∀‘)

50年以上の高寿命設計との事で、高い品質ですね♪

ん?50年持つという事は、もし初期不良だったら、新しいMOディスク貰えるかもねw

(*’ω’*)

※まぁ、とっくに販売終了してる商品なので、万一ダメだったとしても相手にされませんけどねw

使ってみた結果

普通にPC98を起動⇒MS-DOSを起動したら、MOドライブも割り当てられており、MOディスクも読み書きできました。

(OS標準のIO.SYSが自動割り当てしてくれるようです)

MS-DOS、やるじゃんw

(^ω^)

最新PC側にも(USB接続の)MOドライブを用意

最新PC側にもMOドライブが必要だよね!

(*’ω’*)

という事で、USB接続タイプのMOドライブ「HMO-640USB」を用意しました。

※結構前に購入済で、押し入れから出してきましたw

Windows 11で使用しましたが、USBに指すだけで自動認識してくれ、MOメディアの読み書きできました♪

(=゚ω゚)ノ

まとめ

今回は、PC98にMOドライブを接続、利用可能にしてみました。

やはり、230MBもデータが扱えるので、MS-DOSベースのデータ交換が捗りそうですね♪

(=゚ω゚)ノ

ただ、230MBの容量があっても、1枚では収まらないので、出来たら640MBも使いたいんですけどねぇ・・・

※時間が取れたら、もうちょい調べてみたいですね

(;^ω^)

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