こんにちは!
ところてんです!
(=゚ω゚)ノ
つい先日、PCケースを新調(Pop XL silent Solidに交換)したので、その際の内容を纏めました。
グラボ交換するんで、一緒にケースも交換
今まで使っていたPCケースは「Silencio 452 SIL-452-KKN1-JP」という、年期の入ったPCケース。
ミドルタワーで拡張性が高く、吸音材が多く使われてる静音重視のケース。
ワタクシ、PCの動作音は小さいのが好みなんで、このケースを愛用しておりました。
(=゚ω゚)
ただ、直近でグラボを交換したくなったんですけども、購入予定のグラボの長さが約30cmと、標準構成だとケース内に収まらない・・・
(標準構成だと28cmが限界で、HDDケースを外せば38cm近くまで入るんですけど、そうするとHDDが収まらないというジレンマに・・・)
そんな訳で、PCケースを新調することにしました。
フルタワー型ケースの候補
さーて、
パパ頑張ってPCケース買っちゃうぞ!!
(=゚ω゚)ノ
・・・と張り切ったものの、今日では様々なケースが販売されており、色々とネット検索してみました。
候補としては、以下の感じ。
- 長いグラボが入ること。 ※最低限は30cm以上、将来の事を考えると40cmは欲しい。
- 5インチベイは、最低1つは欲しい。 ※使用頻度は低いけど、CD類は利用したい。
- HDDは2台、SSDは3台以上は設置可能にしたい。 ※今の構成は変えたくない。
- 静音型ケースであること。 ※厳密な定義は無いけれど、吸音材が使われている、重量が重いもの
- 十分なエアフローが確保できるもの ※↑の静音型と相反する内容だけど、ケース内の空間に余裕があるもの
- LEDでピカピカ光らなくて良い。 ※床置きでケースが見えないので、要らない。
上記を考慮しつつ、以下をピックアップしてみました。
※「Fractal Design」社製の製品が多いですけど、たまたまですw
(・ω・)
Define 7 XL
一番最初に候補に見つけたもの。
フルタワー側で、拡張性も高く、静音性能も高い。
欠点は、やはり価格が高めな事ですかね。
あと、重量が重い(15kg近く)ので、取り回しが大変な事もあるかな、と感じました。
(でも、重量が重いとビビリ音の防止にも繋がるので、良し悪し別れるところですね)
Define XL R2
これも、「Define 7 XL」程では無いにしろ、十分な拡張性と静音性能を持ったもの。
欠点は、型が古いのか、フロントパネルのUSB端子規格が古い(USB2.0、USB3.0)のと、入手性が悪いところかな、感じました。
Pop XL Silent
これも、「Define 7 XL」程では無いにしろ、十分な拡張性と静音性能を持ったもの。
欠点は、色々割り切って設計されているのか、ストレージ配置が独特だったりします。
P101 Silent
こちらは、Antec社製のケース。
上記よりも容量が小さいものの、十分な拡張性と静音性能を持ったもの。
利用者も多く、比較的安価で販売されてるようです。
上記の比較
各項目を比較できるように、以下の表に纏めました。(上記の公式ページより抜粋)
※全部書ききれないので、自分的に比較したい情報のみ纏めてます。
Define 7 XL | Define XL R2 | Pop XL Silent | P101 Silent | |
5.25インチベイ | 2 | 4 | 2 | 1 |
3.5/2.5インチシャドウベイ | 内蔵 6 +2、最大 18 | 8 | 4 (3つが同梱) | 8 |
2.5インチ専用シャドウベイ | 内蔵 x2、最大 x5 | – | 4 (2つが同梱) | 2 |
拡張スロット | 9 + 3 | 9 | 8 | 8 |
拡張カードスペース(最大)mm ※グラボ最大サイズ(長さ) | HDDトレイあり:340 HDDトレイなし: ・フロントファン搭載時:505 ・フロントファン非搭載時:530 | HDDトレイあり:330 HDDトレイなし:480 | 前面ファン取付時:430 mm | HDDトレイあり:270 HDDトレイなし:450 |
対応CPUクーラー高さ(最大)mm | 185 | 170 | 185 | 180 |
フロントポート | 1 x USB 3.1 第2世代Type-C、 2 x USB 3.0、 2 x USB 2.0、 オーディオI/O、 電源ボタン、 リセットボタン | 2 x USB 3.0、 2 x USB 2.0、 オーディオI/O、 電源ボタン、 リセットボタン ファンコントローラー | 2x USB 3.0、 オーディオI/O、 USB 3.1 Gen 2 Type-Cアドオン(別売り) | 2 x USB 3.0、 2 x USB 2.0、 オーディオI/O、 電源ボタン、 リセットボタン ファンコントローラー |
ケース寸法 (LxWxH)mm | 604 x 240 x 566 | 559 x 232 x 560 | 522 x 230 x 520 | 527 x 232 x 506 |
パッケージ寸法 (LxWxH)mm | 646 x 357 x 708 | 637 x 322 x 655 | 608 x 330 x 625 | – ※公式ページに記載なし |
本体重量(kg) | 16.53 | 16.4 | 10.4 | 11.82 |
総重量(kg) | 18.73 | 19.0 | 12.1 | 13.24 |
5インチベイへのアクセス方法 | フロントドアを開閉 | フロントドアを開閉 | カバーを外す | フロントドアを開閉 |
価格 ※2023/10時点の参考価格 | 35,000 | 20,000 | 18,000 | 14,000 |
「Pop XL Silent Solid」を買ったよ
最終的に「Pop XL Silent Solid」を購入しました。
久々の新しいケースだぜぇ
( ゚Д゚)
ここからは、各パーツの紹介でも。
前面正面について
フロント部の上部は開閉不可で、下部のみ開閉可能。
個人的には、この点で一番気に入った点で、購入の決め手になった構造。
下部はカバー式で、磁石で止まっているだけなので、簡単に取り外し可能。
フタを空けると、5インチベイ×2が出てくる。
下部には、小物入れが用意されているので、USBメモリとか入れとくと便利そう。
5インチベイの奥には、上部と下部、それぞれに「3.5インチ+2.5インチベイ」が付いている。
Blu-rayドライブ等、奥行きがある機器を装着するには、このベイを取り外す必要がある点には注意。
内部構成について
内部構成については、写真多めで紹介。
静音型ケースではあるけども、側面と下部、それぞれに空気穴がある。
全面には、標準で3つのファンが搭載されている。
搭載されてるのは静音型ファン「Aspect 12」で、回転数は控えめ。(1200rpm 3pin)
より強力な冷却性能が欲しいのであれば、ファン交換という選択肢もあるかもだけど、それをやると静音性が損なわれるし、そもそも、このケース(静音型)の存在意義が問われるので、そのまま使うのが良さそうと感じる。
※このケースは、内部に十分なスペースがあるので、オーバークロック等せず、定格運用だったら、十分に冷えてくれてると感じてます。
より極力な冷却性能が欲しいなら、水冷を検討しても良いかもしれないですね。
後側には、静音型ファンが1つ搭載されている。
もし熱がこもるようであれば、上部にもファンを搭載(廃熱口)できるようなので、増設するのが良いのかも。
結局のところ、パーツ構成だったり、定格orオーバークロック運用なのかによっても変わってくるところなんで、とりあえず手持ちパーツで組み立てて動作させ、不満があったら検討する、でも良いと思います。
※ケースが大きく、エアフローが十分確保できるので、そのままでも問題ないと思います。
下部には、ケーブル等を通すと思われる穴(画像の奥)が空いてます。
※私の場合、この穴は使わず、マザー横の広い縦穴からケーブル類を通してます。
なお、床面(ネジ穴+引っ掛け穴)は、別売りのブラケットを取り付ける事で、SSDを増設できます。
ただ、床面はグラボのステイバー(つっかえ棒)と干渉する場合があるので、注意が必要そう。
※個人的には、もし水冷ファンを用いない際は、フロントファン付近にスペースがあるので、そこに「裸族のビキニ」+「2.5インチSSD」のタワーを作るかなぁー、と感じます。
両サイドのスライドドアには吸音材が貼ってあり、重量もあって、吸音性を高めているみたい。
なお、スライドドアは結構な重量があるので、扱いには注意が必要かも。
フロント背面は、こんな感じ。
左側に「3.5インチ+2.5インチ」ベイ×2、右側に「2.5インチ×2」ベイが取り付け可能です。
(写真だと、「3.5インチ+2.5インチ」ベイ×1、右側に「2.5インチ×2」ベイが装着済)
もし5インチドライブを取り付ける場合、最下部(この後の画像を参照)に装着されてるベイが余るので、左端上段に取り付けるとムダがなさそう。
なお、取り付ける形状から想像できるかもですが、取り付けたベイにファンの風が当たらない構造なので、回転数が大きく発熱量が多いHDDを設定するには向いてなさそう。
※ケース背面にもフロントファンの風が流れ込んできますが、風量が少ないので、心配ならHDDクーラーの導入を検討しても良いかも。(ただ、HDDを頻繁に使う環境の場合、本ケースではなく、「Define 7 XL」等、HDDに直接ファンの風が当たるケースを選択する方が良さそう)
最下部には「3.5インチ+2.5インチ」ベイ×2が取り付け可能。
↑でも書いていますが、5インチベイを取り付ける場合は、「3.5インチ+2.5インチ」ベイを取り外す必要があります。(排他利用)
※コントロールパネルのような奥行が短いものなら、取り外さなくても利用できるかもしれませんが、Blu-rayドライブ等は取り外し必須かと(装着する装置次第なので、事前に長さを図った方が良いかも)
フロントパネルについて
フロントパネルの装備は「電源+Power LED」「イヤホンジャック」「マイクジャック」「USB3.0」×2、TYPE-C(※オプション)と、必要最低限な構成。
注意が必要なのは「リセットスイッチ」が無いのと、「USB Type C」がオプション(別途ケーブルを購入が必要)な点かと思います。
「USB Type-C」ケーブルがオプション扱いなのは、コスト重視で仕方なかったのかな、と感じます。
(2000円くらい違ってくるし、そもそもマザーボードに端子が無い場合もあるので、オプション選択になるのは仕方なかったのかなぁ)
なお、リセットボタンが欲しい場合は、別売りのキット「DTE-02」もあります。
フロントパネルの裏側は、こんな感じでネジで止まっている。
「USB Type-C」ケーブルを取り付ける際は、右端のネジを外し、フタを外せば良いと思います。
ケース上部は網状になっており、「防塵フィルター」または「黒蓋」を装着可能。
冷却重視であれば「防塵フィルター」、静粛重視であれば「黒蓋」を選択できるのは、嬉しいポイントかと思います。
実際に組み上げてみた
さて、最後に組み上げた際の画像を載せます。
内部には結構なスペースがあるので、ケーブルの取り回しが楽チンでした♪
(=゚ω゚)ノ
裏側もこんな感じで、前面より汚いですが、スペースの余裕はあります。
※ドライブが多いのは気にしないw
部品の継ぎ足し+データ整理がメンドウなんで、ドライブが多くなりがちなんですよね。
・・・そのうちデータ整理すっかなぁー ( ̄ー ̄)
でも、まだHDD増設できるから、無理に整理しなくても良いからなぁー
この大きな拡張性が、大きなPCケースのメリットですねぇ
( ̄▽ ̄)
水冷を使わない場合は、フロント部分に2.5インチデバイスが入るくらい、結構なスペースが空いてるんですよね。
そのうち、ここに「裸族のビキニ」かなんかを積み重ねて設置するのもアリかなー、と考えております。
( ̄▽ ̄)
まとめ ※コスパ追及してる人におススメ
まとめというか、本ケースの感想なんですけども、
「コスパ追及している人におススメ」なケースだなぁ、と感じてます。
HDD+SSDの配置位置、フロントパネル等、大胆に機能を割り切り、コストカットを図っているものの、使用する分には十分な性能を持つケースで、単純なコストカットではなく、考えられた上での設計なんだな、と感じてます。
使い勝手を良くしたい、HDD等を沢山かつ廃熱もしっかりしたい際は「Define7 XL」を選択するなど、製品の棲み分けは出来てると感じます。
ワタクシ自身としては、コスパ重視のこのケースを気に入りました。
使ってて改善したい点があれば、色々工夫し甲斐もあるし、楽しいんじゃないでしょうかね。
これぞ自作の醍醐味w
(=゚ω゚)ノ
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